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2011年03月10日

●死神の戯れ


死神の戯れ
The Reaper
ピーター・ラヴゼイ
Peter Lovesey
ハヤカワ・ミステリ文庫

男性信徒に熱狂的に支持され、女性信徒を恋の虜にする美貌の牧師オーティスーーー町で国教会の主教が自殺した時でさえ、彼の哀悼の言葉が暗い空気を払拭する。が、やがて教会の会計士が急死し、使途不明金疑惑が浮上、さらにオーティスの周囲で失踪者が出ていた事実が明らかに。町を侵蝕する悪夢に人々はようやく気づくが・・・・・
英国ミステリ界の巨匠が満を持して放つ、神をも震えあがらせる不埒なサスペンス。文庫オリジナル

一気読みしてしまいました。
最初の事件の展開からそのままノンストップで最後まで読みきりました。
とあることをきっかけにオーティスに疑いの目を向ける人物がこれまた好きになれないわなぁなキャラクターで彼がムキになればなるほど、コメディっぽくなっていき、どーなる、どーなると結局その筆致に引っ張られて最後まで連れていかれました。

サスペンスというよりもブラックコメディとして楽しみました。これは面白いです。

宗教者をこういう立場において書くのはやはりイギリス作家のほうが圧倒的に上手いというかラヴゼイだからこんなにも引き込まれてしまうのか。
こういう作品を書ける環境にあるイギリスのミステリ界の懐の深さも感じました。
たしかイギリスの英国国教会で一番偉い人って女王ですもんねぇ。ちがいましたっけ?

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