<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
   <title>catenation</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.doron-j.net/" />
   <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.doron-j.net/atom.xml" />
<id>tag:www.doron-j.net,2006://1</id>
   <updated>2011-09-14T04:14:54Z</updated>
   <subtitle>連鎖という名のサイトです。徒然なる日常が連鎖して営みになっているのだなぁと思う故に。</subtitle>
   <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type 3.33-ja</generator>

<entry>
   <title>現代短篇の名手たち8 夜の冒険</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/09/8.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.171</id>
   
   <published>2011-09-14T04:12:47Z</published>
   <updated>2011-09-14T04:14:54Z</updated>
   
   <summary> 現代短篇の名手たち8 夜の冒険  The Night People and O...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="は行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4151782583?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4151782583"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61ZS8kM6nyL._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4151782583" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
現代短篇の名手たち8 夜の冒険 
The Night People and Other Stories
エドワード・D・ホック
Edward.D.Hoch
木村二郎・他訳
ハヤカワ・ミステリ文庫<br clear="all">

<li>フレミング警部最後の事件</li>
<li>どこでも見かける男</li>
<li>私が知らない女</li>
<li>夜の冒険</li>
<li>影の映画祭</li>
<li>くされ縁</li>
<li>正義の裁き</li>
<li>空っぽの動物園</li>
<li>静かに鐘の鳴る谷</li>
<li>やめられないこと</li>
<li>もうひとつの戦争</li>
<li>不可能な”不可能犯罪”</li>
<li>出口</li>
<li>大物中の大物</li>
<li>家族の墓</li>
<li>サソリ使いの娘</li>
<li>知恵の値</li>
<li>二度目のチャンス</li>
<li>スペインの町で三週間</li>
<li>ガラガラヘビの男</li>
]]>
      現代短篇ミステリの巨匠、エドワード・D・ホックのノンシリーズ短篇集です。
とは言え、亡くなって早3年が経ちました。
もう新作が読めないのかと思うと寂しい限りですね。

気に入ったものは、
どこでも見かける男
夜の冒険
正義の裁き
やめられないこと
出口
大物中の大物
スペインの町で三週間
などです。

最後のセンテンスでストン！と落とされるのがたまらないですね。
ハードボイルド的なものもあれば、奇妙な話もあり、ホックの芸風の幅広さを改めて感じました。
シリーズ物も本格ミステリ風からオカルト、コミカルなものもあるし、こういうたくさんの顔を持っている人はウェストレイクぐらいですかねぇ、他には。不勉強なんでちょっと思い浮かびません。

早川の現代短篇の名手シリーズは物によってはポケミスで出たものもあるので買うときにご注意ください。（イアン・ランキンやマイクル・Z・リューインはタイトルも中身も一緒で危うくダブるところでした・・・）

この短編集は東京創元社から出ている『夜はわが友』の姉妹編なんだそうです。
版元は違えど、アンソロジーとしてはコンセプトが非常に近いみたいですね。
なるべく早く手に入れて読んでみたいと思います。

   </content>
</entry>
<entry>
   <title>夜の終り</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/05/_the.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.170</id>
   
   <published>2011-05-25T06:02:57Z</published>
   <updated>2011-05-25T06:11:11Z</updated>
   
   <summary> 夜の終り The End of the Night ジョン・D・マクドナルド ...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="ま行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488151019/ref=as_li_tf_tl ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4488151019"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51SSE0JK7JL._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4488151019" width="1" height="1" border="0" alt="" syle="border:none !important; margin:0px !important;" />
夜の終り
The End of the Night
ジョン・D・マクドナルド
John.D.MacDonald
吉田誠一　訳
創元社推理文庫<br clear="all">

<blockquote>刑務所では群狼殺人事件の犯人、男三人と女一人の死刑が執行された。弁護士の覚え書き、犯人の獄中記などによって、彼らの恐るべき犯行の全貌が徐々に浮かび上がってくる。強盗、誘拐、暴行、殺人の狂宴！いっさいの道徳倫理はもちろん、行為の必然性すら失って、その場の衝動にかられて兇悪な犯行を重ねる四人の若きサディストのグロテスクな生態！ノン・フィクション・スタイルの迫力で1960年度のベストワンと絶賛された犯罪小説。ロス・マクドナルドと並ぶ人気作家、ジョン・D・マクドナルドの初紹介。</blockquote>]]>
      1963年初訳の本なので訳文が古めかしいのは仕方が無いところですが、ところどころに振られているルビにおぉぉ、と思ったりできるのがこの時代の小説の楽しみでもありますね。

全体の構成が凝っていて、メインの事件として語られる誘拐殺人事件の顛末が最後までわからないようになっています。上手いですね。
被告側弁護士の覚え書き、犯人の一人の獄中記とが並行して語られ、何が起こったのか、分かる部分と想像で補う部分とのバランスがいいんですよね。

クライムノベルものとしては若干迫力に書ける部分があるのは現実の事件のほうがもっと悲惨で救いがないものになってしまったからでしょうね。
当時は相当ショッキングだったのではないでしょうか。ベトナム前の話ですよ、ベトナム前の。

それにしても、ベトナム前はアメリカって意外とのどかって言うか、車のキー挿しっぱなし多すぎですよ（笑）
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>渇き</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/04/post_115.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.169</id>
   
   <published>2011-04-14T05:42:23Z</published>
   <updated>2011-04-14T05:44:51Z</updated>
   
   <summary> 渇き  The Triggerman&apos;s Dance T・ジェファーソン・パー...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="は行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062637405?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4062637405"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/517VC952A8L._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4062637405" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
渇き 
The Triggerman's Dance
T・ジェファーソン・パーカー
T.Jefferson Parker
渋谷比佐子　訳
講談社文庫<br clear="all">

<blockquote>女性記者レベッカが射殺された。彼女の「婚約者」と「恋人」は容疑者を突き止めるが、その人物は元FBI捜査官だった。狂信的な秘密組織を率い、「自由の砦」に住む男のもとに潜り込んで復讐の機会を狙う「恋人」は、仇の娘を愛し始めるーーー夢のように美しい大地を舞台に、追憶と哀愁が全篇に漂う傑作サスペンス。</blockquote>
<br>]]>
      
オレンジ・カウンティの美しい自然の中にある、狂気に取り付かれたとも思えるほどのセキュリティに固執する元FBI捜査官が作り上げたセキュリティ会社の砦。
この描写の対比がなかなか面白いです。

多民族国家アメリカの中での根強い人種差別と愛する人を失った虚無感が同居する仇役のホルトの存在感がいいですね。
主人公も、彼と手を組んで復讐の機会を虎視眈々と狙う婚約者のFBI捜査官もなかなかいいですけど、ね。

メインストーリーもさることながら、雄大に語られるオレンジ・カウンティの情景、狩猟解禁日のハンティングシーン、ラストの対決シーンの風景描写が素晴らしいです。
風の表現が豊富で自分もその中に立っているような気持ちになりました。

ストーリー自体はシンプルで、お約束的な要素にタイムリミットまでが追加されてこれでもか、これでもかと煽るかのように進みます。こういうのは、好きなタイプなので読んでいて楽しかったですね。

また、たくさんの犬たちが登場し、主人公やヒロインを取り囲みます。自分は猫派なんですが、ジョンの犬たちにはホッとするような愛くるしさを感じました。

この後、この作家は「サイレント・ジョー」で大化けするんですが、その片鱗を感じさせる作品です。
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>悪魔はすぐそこに</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/03/post_114.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.168</id>
   
   <published>2011-03-31T05:40:16Z</published>
   <updated>2011-03-31T05:44:09Z</updated>
   
   <summary> 悪魔はすぐそこに Devil at Your Elbow D・M・ディヴァイン...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="た行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488240038?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4488240038"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/6100+Na4sTL._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4488240038" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
悪魔はすぐそこに
Devil at Your Elbow
D・M・ディヴァイン
D.M.Devine
山田蘭　訳
創元推理文庫<br clear="all">

<blockquote>ハートゲート大学の数学講師ピーターは、横領容疑で免職の危機にある亡父の友人ハクストンに助力を乞われた。だが審問の場でハクストンは、教授たちに脅迫めいた言葉を吐いたのち変死する。次いで図書館で殺人が起き、名誉学長暗殺を仄めかす手紙が舞い込む。相次ぐ事件は、ピーターの父を死に追いやった八年前の醜聞が原因なのか。<br>
クリスティが絶賛した技巧派が贈る傑作、本邦初訳。</blockquote>
<br>]]>
      ディヴァインの得意な閉鎖的な人間関係の中での事件です。
本格ミステリに分類されるかと思うのですが、ヒロイン（ルシール）の存在がなかなかいいアクセントになっていてありきたりな感じはあまりしません。
孤高のヒロインというのも書かれた時代と場所を考えるとなかなか興味深いですよ。

もちろんもう一人のヒロイン、カレンも魅力的ですね。ディヴァインは三人称多視点を使って描いているのですが、カレンの揺れ動く心なんかは共感できるものがあります。
探偵役のグレアムとのもどかしい感じなんか、60年代の時代感もあって照れくさくなるほどです。

一見、事故死に思えたハクストンの死がやがて殺人であったことが判明してから、次の殺人が起こり、果ては脅迫文まで届き、事態は緊迫していきます。
このストーリーの流れの中に犯人を特定するヒントが出てくるのですが、これはちょっと難しいですね。原文だったら違ったかもしれませんが。

読み終わったあと、題名が上手くつけられていることに気が付きました。
このタイトルは上手いなぁと思いますね。
なんたって、うっかりダブリ買いしちゃったぐらいですから(；ωﾉ|柱|。。。
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>トラィアル&amp;エラー</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/03/post_113.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.167</id>
   
   <published>2011-03-25T08:05:18Z</published>
   <updated>2011-03-25T08:07:55Z</updated>
   
   <summary> トラィアル&amp;エラー  Trail and Error アントニイ・バークリー ...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="は行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488123023?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4488123023"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/G/09/x-locale/detail/thumb-no-image._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4488123023" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
トラィアル&エラー 
Trail and Error
アントニイ・バークリー
Anthony Berkeley
鮎川信夫　訳
創元推理文庫 123-2<br clear="all">

<blockquote>『ロンドン・レビュー』誌の寄稿家トッドハンター氏は動脈瘤で主治医からあと数ヶ月の寿命だと宣告された。そこで、彼は余命短い期間に有益なる殺人を犯そうという結論に達した。しかし、生と死に関して理論的だが異常な見解を持つ編集長や、アマチュア犯罪研究家、快楽のために一家を犠牲にする作家、犯人の告白を信じない捜査官などのまえに事態は従来の推理小説を皮肉るようなユーモアをまじえながら意外な方向へと発展した。『殺意』につぐバークリーの畢生の大作。</blockquote>


]]>
      トッドハンター氏は裕福な奇妙な独身紳士。余命僅かと聞いて思いついたのが有益なる殺人。様々な人々との会話や交流の中からこれこそ間違い無く有益なる殺人と信じて一念発起首尾よく犯行にぴったりな密会を取り交わし、いざ乗り込んでいきますが・・・・。

前半は有益なる殺人の話、中盤はこれはという相手探し、そして、誰も捕まらないだろうと思い込み自分が自然死した後に犯行を告白する文章を残して旅に出ますが、旅先で犯人が捕まり有罪になったことを知って慌てて帰国。
前代未聞の自らを犯人と証明するための裁判へとなだれ込んでいきます。

イギリスの裁判制度を多少なりとも理解するのに苦戦するかもしれません。陪審員制度はその通りなのですが、イギリス流の部分もあり、ちょっとわかりにくいところがあります。もうその辺はあぁ、そういうものなのね、なるほどね、ヘーそーなんだ、と割りきって読んだほうがこのメインストーリーにのめり込めると思います。

構成も凝っていて、最後の最後の一文まで凝っています。
確かに古めかしいと感じる部分もありますが、ストーリー自体やひねりのきかせ方は新鮮な部分もありました。
日本で陪審員制度が始まったことが影響しているのかもしれません。

名作古典と言われていますが、そのとおりだと思います。
手に入ることがあれば、一読をお薦めいたします。
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>夢と希望を持ち続けること</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/03/post_112.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.166</id>
   
   <published>2011-03-18T06:43:41Z</published>
   <updated>2011-03-18T06:44:43Z</updated>
   
   <summary>今日、長年の夢がかなった。 幼い頃、自分は形に残るものを作るのが夢だった。形に残...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="日常" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      今日、長年の夢がかなった。

幼い頃、自分は形に残るものを作るのが夢だった。形に残るものの象徴が【地図】だった。地図を眺めているのは楽しくてワクワクしたものだった。

だから、【地図に残る仕事】がしたかった。ダムや道路を作るのが夢だった。幼すぎてその仕事が男性社会だということも知らず、小学生だった自分は寄せ書きに【地図に残る仕事】をしたいと書いた。

担任の先生に「あなたは女の子だからこのお仕事は出来ないかもしれないよ」と言われたが、よくわかっていなかった。

高校受験時には家族の理解が得られず、希望していた高専の土木や建築科への進学は許されなかった。
普通高校に進学し、学校のカリキュラムの都合で物理を選択することはできず、学力の問題もあり、理系の大学への進学を断念しなければならなかった。

夢は少し形を変えた。

地図は印刷物だ、ダムも道路も地図の上に印刷されている。そうだ、【印刷物を作る仕事】をしよう。

文系の大学に進み、出版社を中心に就職活動をした。自分の能力ではモノを書いたりすることで印刷物に残ることは難しいかもしれないけれど、【印刷物を作ることを仕事】にすれば、自分の仕事が形として残ることができるかもしれない。

だが、その夢を叶えられるような職場に就職することはできず、その夢も夢のまま心のなかに、片隅に座り込んでいた。

このように訪れる人も少ない、更新頻度もめちゃくちゃなブログを閉鎖できずにいたのも自分が書いたものが形として残っている、からだった。

だが、自分の書いた拙い文章が今日、エルゴラッソというサッカー専門新聞に原文そのままで掲載されていた。紙面の隅っこではあったが、たしかに自分の書いた文章だった。
自分が書いた文章が、記事という形となった。記事という形で残ることができたのだ。

幼い頃に描いていた形とは違っていても、確かに自分の拙い文章が【印刷物】のなかに形として残ったのだ。

３．１１東北関東大震災の最中であり、あまりにも個人的な出来事なのだが、夢を持ち続けて継続して続けていけばかなうんだということを実感できたのだ。

被災者の皆さんにも夢や希望を持ち続けてほしい。
このブログを読んだ皆さんにも夢や希望を持ち続けてほしい。

持ち続けるには強い気持ちが必要になるけど、大丈夫。
自分のような解離性障害、転換性障害を持つ人間でも夢を心のなかに持っていたことで、拙い文章を書き続け、続けた結果、形となって残ることができた。

持ち続け、やり続けることで形を変えることはあっても夢はかなう。
夢がかなったと思える瞬間が訪れるのだ。

水も食料もガソリンも灯油も足りない限界寸前の中でも生き抜くために頑張っている被災者の皆さんにも夢と希望を持ち続ける力が湧いてきますようにと祈っている。
そして、この時期を乗り越えて次のステップに入るときには力になれるように準備をしています。
役に立てるように今の自分にできることをやります。

どんな時でも夢と希望を持ち続けられますように。
      
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>死神の戯れ</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/03/post_111.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.165</id>
   
   <published>2011-03-10T05:24:43Z</published>
   <updated>2011-03-10T05:27:48Z</updated>
   
   <summary> 死神の戯れ  The Reaper ピーター・ラヴゼイ Peter Loves...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="ら行・わ行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150747180?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4150747180"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/518F4T4DX4L._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4150747180" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
死神の戯れ 
The Reaper
ピーター・ラヴゼイ
Peter Lovesey
ハヤカワ・ミステリ文庫<br clear="all">

<blockquote>男性信徒に熱狂的に支持され、女性信徒を恋の虜にする美貌の牧師オーティスーーー町で国教会の主教が自殺した時でさえ、彼の哀悼の言葉が暗い空気を払拭する。が、やがて教会の会計士が急死し、使途不明金疑惑が浮上、さらにオーティスの周囲で失踪者が出ていた事実が明らかに。町を侵蝕する悪夢に人々はようやく気づくが・・・・・<br>
英国ミステリ界の巨匠が満を持して放つ、神をも震えあがらせる不埒なサスペンス。文庫オリジナル</blockquote><br>]]>
      一気読みしてしまいました。
最初の事件の展開からそのままノンストップで最後まで読みきりました。
とあることをきっかけにオーティスに疑いの目を向ける人物がこれまた好きになれないわなぁなキャラクターで彼がムキになればなるほど、コメディっぽくなっていき、どーなる、どーなると結局その筆致に引っ張られて最後まで連れていかれました。

サスペンスというよりもブラックコメディとして楽しみました。これは面白いです。

宗教者をこういう立場において書くのはやはりイギリス作家のほうが圧倒的に上手いというかラヴゼイだからこんなにも引き込まれてしまうのか。
こういう作品を書ける環境にあるイギリスのミステリ界の懐の深さも感じました。
たしかイギリスの英国国教会で一番偉い人って女王ですもんねぇ。ちがいましたっけ？
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>ベスト・アメリカン・ミステリ ジュークボックス・キング </title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/03/post_110.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.164</id>
   
   <published>2011-03-04T05:15:10Z</published>
   <updated>2011-03-04T05:19:39Z</updated>
   
   <summary> ベスト・アメリカン・ミステリ ジュークボックス・キング  The Best A...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="か行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150017697?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4150017697"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/519GJS8ZT1L._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4150017697" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
ベスト・アメリカン・ミステリ ジュークボックス・キング 
The Best American Mystery Stories 2003
マイクル・コナリー&オットー・ペンズラー
Michael Connelly & Otto Penzler
古沢嘉通他訳
ハヤカワ・ポケット・ミステリ<br clear="all">

<blockquote><li>まえがき　オットー・ペンズラー</li>
<li>序文　マイクル・コナリー</li>
<li>ジュークボックス・キング　ダグ・アリン</li>
<li>百科事典　クリストファー・チャンバース</li>
<li>掏摸日記　クリストファー・クック</li>
<li>君去りしのち　ジョン・ペイトン・クック</li>
<li>人質　ジェイムズ・クラムリー</li>
<li>嘘をつけば、死　オニール・デ・ノー</li>
<li>宝石商　ピート・デクスター</li>
<li>悪党ー意味不明作用と自我の（脱）構築　タイラー・ディルツ</li>
<li>戦争と死は背中合わせ　マイク・ドゥーガン</li>
<li>リチャードの末裔　ブレンダン・デュポイズ</li>
<li>新しいメイド　エルモア・レナード</li>
<li>懺悔　ロバート・マッキー</li>
<li>ラベンダー　ウォルター・モズリイ</li>
<li>頭蓋骨　ジョイス・キャロル・オーツ</li>
<li>哀願する死者の眼　ジョージ・P・ペレケーノス</li>
<li>とどめの一撃　スコット・フィリップス</li>
<li>うろたえる女優の事件　ダニエル・スタシャワー</li>
<li>ホーム・スイート・ホーム　ハンナ・ティンティ</li>
<li>野焼き　スコット・ウォルヴン</li>
<li>秋の記憶　モニカ・ウッド</li></blockquote>
<br>]]>
      編者も変わると品揃えも変わる。
アンソロジーの醍醐味を味わえる一冊です。
前回はジェイムズ・エルロイを迎え、今回はマイクル・コナリーをゲスト編者に迎えての全20作品です。
意識的なものもあったのかもしれませんが、ボッシュを彷彿とさせるような作品はなく短編ならではのスタイルの作品が集まりました。

気になったのは、
百科事典　クリストファー・チャンバース
掏摸日記　クリストファー・クック
嘘をつけば、死　オニール・デ・ノー
悪党ー意味不明作用と自我の（脱）構築　タイラー・ディルツ
新しいメイド　エルモア・レナード
哀願する死者の眼　ジョージ・P・ペレケーノス

「掏摸日記」などは読みながらニヤニヤしたり、「嘘をつけば、死」ではラストで吹き出したりとこのあたりは見知らぬ作家の作品だったのですが、楽しめました。
他にも翻訳があればいいのですが、あまり日本では紹介されないタイプの作家さんのようです。

このアンソロジーはアメリカ人もしくはカナダ人の作家が発表した短編から選んでいるものなので、舞台はアメリカのものが殆どですが、多民族国家なんだな、と改めて感じる作品も多かったですね。

大御所の作品、新人の作品、ダシール・ハメット軍曹が出てきたり、シャーロック・ホームズ役の役者が謎を解いたりと趣向を凝らしたものもあり、一作一作味わいが違っているのも良かったかな。


   </content>
</entry>
<entry>
   <title>五番目のコード </title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_109.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.163</id>
   
   <published>2011-02-28T07:05:59Z</published>
   <updated>2011-02-28T07:08:33Z</updated>
   
   <summary> 五番目のコード  The Fifth Code D・M・ディヴァイン D.M....</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="た行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488240070?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4488240070"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51iBI4rij7L._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4488240070" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
五番目のコード 
The Fifth Code
D・M・ディヴァイン
D.M.Devine
野中千恵子　訳
創元推理文庫<br clear="all">

<blockquote>八人がわたしの手にかかって死ぬだろうーーースコットランドの地方都市ケンバラで、女性教師が何者かに襲われた。この件を皮切りに連続殺人の恐怖が町を覆う。現場に残された、八つの取っ手（コード）がついた棺の絵のカードは何を意味するのか？<br>
弱者ばかりを標的にしたこの一連の事件を取材する新聞記者ビールドは、複数の犠牲者と関わりを持っていたため警察に疑われながらも、自身の人生とキャリアを立て直すために事件を追う。謎の絞殺魔の恐るべき真意とは。読者を驚きの真相へと導く巧者ディヴァインによる傑作。</blockquote>]]>
      巧いです。このディヴァインという作家はイギリスの方なのですが、非常に限られた人間関係の中での事件を描かせると抜群に巧さを発揮する人ですね。
特にこの作品はすでに一度現代教養文庫で出版され、絶版になったものを再版したのですが、現代教養文庫の当時の担当者がこれを選んだのもなんとなくわかります。

文体、構成、事件関係者、主人公と関わりのある人々とどの部分をとっても何かがある、ちょっとした何かがあってそれが事件とどんなふうに関わり合うのか、ナゼなのかの散りばめ方などがバランスもいいです。

主人公も過去にあったある出来事から立ち直りきれず、いじけていてヤケを起こさずにいられないいらだちを抱え込んだ、ビールド。彼の再生の物語的な側面もあり、その部分が事件とうまく絡んであります。35才の男の再生物語ですから、爽やかさ瑞々しさには若干欠けるかもしれませんが。

この事件、ある事柄に気がつくと犯人の目星が付きます。動機もわかります。でも、この事柄は最初から提示されてはいますが、気がつくのはもっと事件を重ねてからになります。
犠牲者たちの共通点、という言葉が大きなヒントになりました。

ラスト、ビールドは犯人を捕まえられるのか。そして、人生を再度立て直せるのか。
それにしてもいい男なんでしょうね、このビールドは。35才ごときで中年だ、中年になってしまったと嘆くんですから。

ははん、その先にはもっとビックリするようなことがいっぱいあるんだぞ、見た目には。
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>三角形の第四辺 </title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_108.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.162</id>
   
   <published>2011-02-24T05:34:39Z</published>
   <updated>2011-02-24T05:36:33Z</updated>
   
   <summary> 三角形の第四辺  The Fourth Side of The Triangl...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="か行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150701245?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4150701245"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/G/09/x-locale/detail/thumb-no-image._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10"/></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4150701245" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
三角形の第四辺 
The Fourth Side of The Triangle
エラリー・クイーン
Ellery Queen
青田勝　訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-24<br clear="all">

<blockquote>売り出し中の作家デイン・マッケルは厳格勤勉な大実業家の父に女ができたという母の打明け話にわが耳を疑った。デインは父の浮気をやめさせるため、問題の女シーラに近づいた。ところが、デートを重ねるうちに、彼の心はシーラの魅力の虜となってしまう。そんな矢先、シーラが自宅で何者かに射殺された！<br>
男女の愛憎のもつれが引き起こした難事件に挑んだクイーンが、苦慮熟考ののちに探りあてた意外な手がかりとは？</blockquote>
<br>]]>
      スキーで骨折し、病室の中でじっとしているしかできないクイーンが挑むこの事件、登場人物も少なく、タイトルの付け方が上手いなとしみじみ思いました。

穏やかな家庭だったはずなのに父親の浮気発覚から一気に事件まで突っ走る感じでストーリーは進み、シーラは何者かに射殺されます。
当然のように浮気相手であった父親のアシュトンに容疑がかかります。事件当夜のアリバイが証明できない父親に代わって息子のデインが証言者を探しだそうとしますがうまくいきません。そんな時デインの頭に浮かんだひとりの人物、それがエラリー・クイーンだったのですが・・・・・・。

章が進むごとに事件は二転三転となり、ある人物が現れ話す事柄から一気にラストまで引っ張っていきます。
最後、父親であるクイーン警視の活躍？もみられて、なかなか楽しめる作品でした。

あまり本格モノは読まない方なんですが、たまに読むといいですね。

   </content>
</entry>
<entry>
   <title>兄の殺人者 </title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_107.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.161</id>
   
   <published>2011-02-22T07:04:02Z</published>
   <updated>2011-02-22T07:08:11Z</updated>
   
   <summary> 兄の殺人者  My Brother&apos;s Killer D・M・ディヴァイン D...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="た行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488240062?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4488240062"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51kBic0I3WL._SL100_.jpg" align="left" hspace=10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4488240062" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
兄の殺人者 
My Brother's Killer
D・M・ディヴァイン
D.M.Devine
野中千恵子　訳
創元推理文庫<br clear="all">

<blockquote>霧の夜、弁護士事務所共同経営者である兄オリバーからの急にオフィスに呼び戻されたサイモンは、そこで兄の射殺死体を発見する。仕事でも私生活でもトラブルを抱かえていたオリバーを殺したのは、一体何者か？<br>
警察の捜査に納得できず独自の調査を始めたサイモンは、兄の思わぬ秘密に直面する。<br>
英国探偵小説と人間ドラマを融合し、クリスティを驚嘆させた伝説的デビュー作、復活。</blockquote>

<br>]]>
      クリスティ絶賛なんて書いてあるからもー、帯買いしました。

出だしの事件のあたりはちょっと読み取りにくいところもあったのですが、中盤、兄オリバーの秘密が明かされていき、疑問を持ちながらサイモンが事件を追いかけ始めてからはスムーズに話が進みました。

狭い人間関係の中での事件であり、こういうパターンにありがちな誰もが怪しいというのではなく、兄はこんな人じゃなかったはずだというサイモンの思いが解決へと導いていくのがちょっと印象的です。

秘密を探りだすことがそのまま事件の解決につながるし、鍵を握る人物の登場のタイミングもよくて、気分良くハラハラさせられました。
最後のシーンも印象的です。

作者はすでに物故していますが、創元推理文庫で今後も既約も含めて未訳の出版が続くようです。
未読の作品を探して読み続けようと思っています。

   </content>
</entry>
<entry>
   <title>修道女フィデルマの叡智</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_106.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.160</id>
   
   <published>2011-02-19T07:27:32Z</published>
   <updated>2011-02-19T07:33:30Z</updated>
   
   <summary> 修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 The Poisoned Ch...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="た行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488218113?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4488218113"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51qHJWKKdaL._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4488218113" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集
The Poisoned Chalice and Other Stories From Hemlock at Vespers
ピーター・トレメイン
Peter Tremayne
甲斐萬里江　訳
創元推理文庫<br clear="all">

<blockquote>法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマが、もつれた事件の謎を痛快に解き明かす傑作短編集。巡礼として訪れたローマの教会で聖餐杯のワインを飲んだ若者が急死、偶然居合わせたフィデルマが犯人を突き止める『聖餐式の毒杯』ほか、宿屋の幽霊騒動に巻きこまれる『旅籠の幽霊』、大王位継承をめぐる事件に挑む『大王の剣』など、バラエティ豊かな5編を収録。</blockquote>
<br>]]>
      紹介には載っていませんでしたが、『ホロフェルネスの幕舎』が一番面白かったですね。以前、阿刀田高氏の『旧約聖書を知っていますか』を読んだことがあり、あれか！とわかるシーンがあって非常に良かったです。

特にこのシリーズは修道女フィデルマが主人公ということもあってキリスト教の話題が出てきます。無論このシリーズに限らず、海外のミステリを読んでいると聖書にまつわる言い回しや聖書の中の物語などがモチーフやジョークに出てくることも多く、無神論者な日本人には？？？？なことも多いではないでしょうか。

髪の毛のそり方でモメるぐらいならば剃髪しちゃえばいいじゃん、なんてことを思ったりしちゃダメなんですよね。
さらにドゥルイドなど古代アイルランドの宗教や言い伝えなども頻繁に出てきます。お盆も正月もクリスマスもみんなやっちゃう日本人には古代の祭りもキリスト教の万聖節も上手に取り入れているこの7世紀ごろのアイルランドには共感を覚えたりもします。

舞台が7世紀アイルランドということもあり、この時代の背景を説明する部分でもたつくこともあるかもしれませんが、要するに主人公の修道女フィデルマはこの時代のアイルランドでは法律のプロであり、捜査をする権限を一度持てば修道院長であれ、集落の長であれ、果ては王であっても彼女の権限を邪魔立てすることまかりならぬということです。

水戸黄門のこの紋所が目に入らぬか！状態です。

そんな彼女が遭遇する事件は現代にも通ずる事件もあり、決して歴史ミステリだけではない何かを持っているような気がします。
すでに長編もでていますが、まずはこの短編集からフィデルマの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

   </content>
</entry>
<entry>
   <title>ボストン・シャドウ</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_105.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.159</id>
   
   <published>2011-02-17T07:33:30Z</published>
   <updated>2011-02-17T07:36:46Z</updated>
   
   <summary> ボストン・シャドウ  The Strangler ウィリアム・ランディ Wil...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="ら行・わ行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4151742026?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4151742026"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51byBchEh8L._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4151742026" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
ボストン・シャドウ 
The Strangler
ウィリアム・ランディ
William Landay
東野さやか　訳
ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 281-2)<br clear="all">

<blockquote>
デイリー家の三兄弟は皆、犯罪に関わる職に就いていたーーー警官、検察官、そして空き巣。仕事の違いはあれ、固い絆で結ばれてきた兄弟だが、警官だった父の死の真相をめぐり不協和音が・・・・・・。しかも街を牛耳る残忍なイタリア・ギャング、さらにボストンを徘徊する連続絞殺魔の影が身内に忍び寄り、兄弟は厳しい苦境に立たされるーーー驚愕のデビュー作でミステリ界を席巻した著者が放つ、超一級のクライム・サスペンス！</blockquote>]]>
      デビュー作を読んでいないのですが、この人の描き出す60年代のボストンはゴツゴツしていて荒々しい感じがします。他の作家の描くボストンとも違う、なにか独特な感じがしました。
ボストンってこんな一面も持っていたことがあるのかと。
舞台はマサチューセッツ州が生んだケネディの死を悼むボストンから始まります。

主人公は一応次男坊のマイケルですね。彼が抱える突発的におこる偏頭痛がキーになるところでもあり、長男のジョーの憎みきれないダメ男っぷりやミステリアスな感じのする末っ子の空き巣リッキーを引き立たせることもしています。
そのマイケルは土地収用をメインとする検察官にもかかわらず、なんとボストンを徘徊する連続絞殺魔の特別チームに選ばれてしまい、事件は急展開をし始めます。

と、クライム・サスペンスなのか？と思われる方もいるかも知れませんが、ジョーが真綿で首をしめられていくかのように汚職警官へと転げ落ち始めるところから、様相が変わってきます。もはや足を抜けなくなってしまったジョー、ボストン再開発を進める仕事から絞殺魔を追いかけなくてはならなくなったマイケル、そして厄介なものを手に入れてしまったリッキー。

そしてもう一つ家族にまつわる大きな謎に突き当たったとき、大きく3人の運命は動き出します。

「あんたより罪の重いヤツがいるのさ」

絞殺魔の事件の絡め方がなかなかアクセントになっていて、若干出来過ぎかなと思わなくもない部分もありますが、ページをめくる手を止めるのはなかなか難しい作品でした。厚さに躊躇する方もいるかも知れませんが、大丈夫。翻訳の方も色々と苦労されているみたいでしたがスラングを織りまぜながら読みやすくなっています。

デビュー作の「ボストン・沈黙の街」を読んでみたくなりました。
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>ギャルトン事件</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_104.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.158</id>
   
   <published>2011-02-15T00:55:09Z</published>
   <updated>2011-02-15T00:57:40Z</updated>
   
   <summary> ギャルトン事件 The Galton Case ロス・マクドナルド Ross ...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="ま行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150006032?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4150006032"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51hBoARw1OL._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4150006032" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
ギャルトン事件
The Galton Case
ロス・マクドナルド
Ross Macdonald
中田耕治　訳
ハヤカワ・ポケット・ミステリ 603<br clear="all">

<blockquote>私立探偵、リュウ・アーチャーは、ギャルトン家の弁護士、ゴードン・セイブルに呼び出された。カリフォーニアの古風な住宅街アロヨ・パークにあるギャルトン家は、古い歴史を持つ上流階級だった。未亡人のマリア・ギャルトンは老衰から長い病床生活を送っていた。事件の調査というのは、二十年前にまだ22才の若さで家出し、そのまま行方不明になっている一人息子アンサニイ・ギャルトンを探し出すことだった。アンサニイの家出の原因は、彼が家柄におよそ不釣合な女と結婚したのを母親が許さなかったからだ。しかし、それも明日を知れぬ今の身となれば、怒りも憎しみも水に流し、一目会いたかったのだ。一方、アーチャーにとっては、まるで雲をつかむような話だった。現在のおよその居場所はもちろん生命の安否さえわからないとあっては・・・・・。が、腐敗した特権階級に反撥し貧困にあえぐ人々の生活に自ら進んで身を沈めて言ったアンサニイに、なぜかアーチャーは共感を覚えていた・・・・・。<br>
人間悲劇の底にリュウ・アーチャーがついに見出した愛と希望！<br>
正統ハードボイルドの第一人者、ロス・マクドナルドが、生きることの希望と不安を描く感動の傑作！</blockquote>]]>
      少しずつあぶり出されるようにアンサニイのことが分かっていく過程は他のロス・マクと同じでアーチャーが観察者の目線で淡々とあぶり出していくのでゾクゾクしますね。
それにしてもいくら資産家からの依頼とは言え、ポンポン飛行機に乗って飛び回ります、リュウ・アーチャー。高所恐怖症の自分には私立探偵は無理だわーと思いながら、あちこち飛び回るアーチャーに引っ張られるように一枚、一枚と剥がされていくアンサニイ。

そして、見つかったもの、見つけたものは。

見つかったものが新たなる事実を提示し、そこから次なるものの発見へ。
やけにスムーズというか、筋書き通り過ぎることのがアーチャーだけではなく読者にも不安を抱かせ、やがてこれは手の込んだ何かなのではないのか、と気が付きだします。
アーチャーが観察者の目線であぶり出していく事実。そして、その事実から連想される悲劇。

スパッと幕をおろし、その後がどうなるのか、しばらく余韻に浸るようなラスト。

そのラストシーンでもリュウ・アーチャーは観察者であり見届け人でもある。
確かにハメットやチャンドラーとは違うもう一つのハードボイルドがここにはあります。
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>ベスト・アメリカン・ミステリ ハーレム・ノクターン </title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://doron-j.net/archives/2011/02/post_103.html" />
   <id>tag:www.doron-j.net,2011://1.157</id>
   
   <published>2011-02-10T06:36:33Z</published>
   <updated>2011-02-10T06:41:53Z</updated>
   
   <summary> ベスト・アメリカン・ミステリ ハーレム・ノクターン  The Best Ame...</summary>
   <author>
      <name>doron</name>
      
   </author>
         <category term="あ行の作家" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="海外ミステリ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.doron-j.net/">
      <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150017689?ie=UTF8&tag=catenation-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4150017689"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51PTQ9AQF1L._SL100_.jpg" align="left" hspace="10" vspace="10" /></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=catenation-22&l=as2&o=9&a=4150017689" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
ベスト・アメリカン・ミステリ ハーレム・ノクターン 
The Best American Mystery Stories 2002
ジェイムズ・エルロイ＆オットー・ペンズラー
James Ellroy&Otto Penzler
木村二郎・他訳
ハヤカワ・ポケット・ミステリ<br clear="all">

<blockquote>
<li>まえがき　オットー・ペンズラー</li>
<li>序文　ジェイムズ・エルロイ</li>
<li>ベフカルに雨は降りつづける　ジョン・ビゲネット</li>
<li>二塁打　マイクル・コナリー</li>
<li>八百長試合　トマス・H・クック</li>
<li>数学者の災難　ショーン・ドリットル</li>
<li>男は妻と二匹の犬を殺した　マイクル・ダウンズ</li>
<li>ファりミー・ゲーム　ブレンダン・デュポイズ</li>
<li>青い鏡　デイヴィット・エドガーリー・ゲイツ</li>
<li>デトロイトから来た殺し屋　ジョー・ゴアス</li>
<li>幻のチャンピオン　ジェイムズ・グレイディ</li>
<li>コバルト・ブルース　クラーク・ハワード</li>
<li>うまくいかない時もある　スチュアート・M・カミンスキー</li>
<li>ラバ泥棒　ジョー・R・ランズデール</li>
<li>捕まっていない狂人　マイケル・マローン</li>
<li>数を数える癖　フレッド・メルトン</li>
<li>あたしのこと、わかっていない　アネット・マイヤーズ</li>
<li>ハイスクール・スウィートハート　ジョイス・キャロル・オーツ</li>
<li>ハーレム・ノクターン　ロバート・B・パーカー</li>
<li>夜の息抜き　F・X・トゥール</li>
<li>蝶を殺した男　ダニエル・ウォーターマン</li>
<li>北の銅鉱　スコット・ウォルヴン</li>
</blockquote><br>]]>
      海外ミステリを好む方ならば誰もがその名を知っている作家から、日本ではほぼ未紹介の作家、果てはデビュー作で登場した作家まで幅広く取り揃えております。
エルロイの序文を読んで、なんとなく先入観みたいなものがあって警察モノとかノワールっぽいのを想像していたのですが、意外にも奇妙な味と呼ばれるジャンルのものもあり、短篇集としてバランスは取れているのではないでしょうか。

個人的に好みだったのは
二塁打　マイクル・コナリー
八百長試合　トマス・H・クック
捕まっていない狂人　マイケル・マローン
ハイスクール・スウィートハート　ジョイス・キャロル・オーツ
夜の息抜き　F・X・トゥール
などでしょうか。

編者でもあるオットー・ペンズラーが編纂した野球をテーマにしたミステリ、ボクシングをテーマにしたミステリの各アンソロジーから選ばれた作品を選んだあたりに、自分の中のスポーツヲタクの血を感じずにはいられませんね。

また、滅多に短編を書かないロバート・B・パーカーの作品が読めたのも望外の喜び、でした。
さらには2011年1月に突然他界したジョー・ゴアスの短編も読みながら冥福をお祈りさせていただきました。

このベスト・アメリカン・ミステリの早川でのシリーズ4作は揃っているので、折を見ながらご紹介していけたらな、と思っています。
   </content>
</entry>

</feed>

